小さな積み重ねが大きなものになる。

2013.09.07
小さな積み重ねが大きなものになる。

仕事が立て込んできている時に、小さな作業が重なるとなかなか仕事が進まない感覚に陥る。
膨大な量の切り抜きやコーディング。
半分ぐらい終わったところで一日が終わっていたりすると、もう苦しい。
これ終わるのか? そんな気持ちが頭をもたげてくる。

しかし、この小さな作業が終われば、後は切り抜いたものを配置するだけ。
コーディングにいたっては、それが終われば仕事完了だ。

仕事が立て込んでいる時だから、目の前の仕事よりも、全体の仕事のほうに意識がいってしまうが、
全体の仕事を作っているのは、この目の前の仕事なのだ。

未来は急に変わるものではなく、今日の積み重ねで変わっていく。
そんなことにも似た感覚。

小さな積み重ねが、無ければ大きなものになどならない。
とにかくやらなければ先に進まないのだ。

そう思って、作業をこなす時と、
逆に大きなものを、細かく分割していくことで、
今やるべきことを明確にしていく時がある。

未来日記というものがある。
未来の目標を立てて、それを細かく分割していき、実行していく。

例えば、1年で2000万円の売り上げを上げるという目標を立てる。
立てた目標をそのままにしておくと、なかなか達成することはできない。
漠然と「単価の良い仕事を数こなせばなんとかなる」と思っても、少し頼りない。

そこでまず細かく分割して、行動を具体的にしていく。
1年で2000万、月に直すと、約166万の売り上げが必要だ。
うーん。少し具体的なったかな。
さらに日に直すと、20日と考えて、約8万円

つまり1日だいたい8万円売り上げれば、年間2000万円の売り上げを達成できるということだ。
かなり具体的になった。

この具体的にしていく感覚は、大切だと思う。
目標売り上げ2000万よりも、1日8万円売り上げる、のほうが分かりやすし、
2000万売り上げるためにまず何をしたらよいか。と考えるのと、
1日8万円売り上げるにはどうしたらよいか。と考えるのでは、思考の具体性が違う。

まぁ、お金の話は置いといて。

デザインでいうところの、
「とりあえずロゴから作ってコンセプトを形にしようして、トンマナへと広げていこう」
という流れであったり、
プログラムでいう、
「とりあえず細かい機能を洗い出して、機能ごとに作っていこう」
という流れに似ている。

世の中のすごいものは、いきなりすごいものがバーン!とできるのではなく、
小さな積み重ねでできている。

建築物を見ればもっと分かりやすい。
大きな建物を造るには、土台を作り、材料を集め、組み立て、
と小さな工程を少しずつ進めていくものだ。
そうやってスカイツリーもできあがった。(はずだ)

つまり、何が言いたいかというと、何か大きな壁や大きな仕事にぶつかった時、
とりあえず数秒、呆然と立ち尽くそう。

その後、ゆっくりと自分にできることをひとつひとつ愚直に積み重ねていこう。
独立するまでに身につけてきたことを実行していく。

それしか方法はないのだ。
と自分が無意識にいつも思っていることを文章に書いてみた。

自分のメンタルの強さは人よりもだいぶ弱いのだと思う。
自分を守るためにできるだけ鈍感でいようと思っている部分もある。
それでも前線に立って仕事をしていくとそれなりに落ち込む時もある。

・・・ただ落ちてから立ち直るまでの早さが、10分ぐらいなのだ。

何かに似ていると思ったが、なんだろうゾンビのようなんだと思う。
独立して、そういう心の強さがさらに強くなったような気がする。

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