ローディング

NO MORE 映画泥棒

2013.04.26

efish
「NO MORE 映画泥棒」。
この写真にはそういう思いを込めた。




というのは嘘だ。

ノマドな生活。(京都を振り返る)というタイトルが本当のタイトルである。

2月から4月まで二ヵ月半の間、妻の実家である京都で仕事をしていた。
理由は妻の里帰り出産の付き添い。
出産は無事に終わり、今は三人で東京に戻ってきている。

思い起こせば、去年2月、3月、4月と、まったく仕事がない状況だったので、
今年もこの時期は仕事が無さそうだなぁという気持ちと、
少しでも妻の支えになれればと思い、一緒に帰ることに。

そう決めたのが去年なのだが、2月の出発が近づくにつれ、
ぎりぎりになって仕事の依頼がたくさん来てしまった。
クライアントには京都にいく旨を伝え、打ち合わせが必要な案件はやんわりと断りつつ、
遠隔でできる仕事や、これまでの継続の仕事は京都に持っていくことに。
嬉しいことに「遠隔で大丈夫なので」と新規の仕事も入ってきたり。

・・・正直、心のどこかで去年の後半はすごく頑張ったという気持ちがあり、、、
去年の売り上げの4/5ぐらいは後半で巻き返した気もするなぁ。
・・・ここだけの話、何と言うか「京都でゆっくりしたい」という気持ちもあったのだが、
そんな僕の弱気を神様は見ていたのか、そこそこの仕事を持って、京都へ。

冗談で「休ませませんよぉー」と言っていた代理店の方の言葉が
本当になってしまった瞬間である。

とにかくメインPCであるiMacとWindows、そしてiPadをヤマトのパソコン便で前日に送り、
次の日受け取るという、ほぼ引っ越しのような気持ちだった。
ぎりぎりまでMacBookを買うどうか悩んだ末、独立した時からの相棒を
そんなに簡単に乗り換えることは気持ち的にできなかったので、
iMacを京都まで持っていくという決断になった。
思いついた時は「iMacを京都に? そんな馬鹿な(笑」と思っていたのだけど、
実際は、ヤマトのパソコン便で簡単に送れたのだった。

iMacでノマドやん。
そう思ったが、きっとノマドの意味をはきちがえていることは薄々感じてはいる。

それにしても、何がきっかけで京都でもそのまま仕事ができると思ったのか。
普通の思考であれば、自分は東京に残り、妻だけが京都に。という選択になるはずだ。
最後に背中を押したのは何だったのか・・・もう忘れてしまった。(笑
誰かのブログなのか、本なのか、
ずっと思っていた「パソコンさえあればどこでも仕事ができる」という気持ちなのか。

会社員時代に「職場が狭い」ということで何だか社内で殺伐としていた時もあったけど、
心の中では、「パソコンとペンタブさえあれば、別にどこでもいいけどなぁ、
できれば壁に向かって座りたいな」と思っていた。
弘法は筆を選ばず。デザイナーは職場を選ばず。だ。
(この思考がすでに社畜のような気もするが・・・)

本当は目の前が壁だとなお良い。
僕は画面の中に入る(集中する)まで時間がかかるので、画面の中に入る前に目の前の人が
チラチラ動いたりするのが視界の端にあると、なかなか集中しずらい。

けど、数日その状態で仕事したら慣れた。
人間は順応する生き物なんだなぁ。

なので、京都で仕事する時も、机が変わったり、椅子が変わったりすることで、
一時的に机と椅子との位置関係や、ペンタブの置き場所がいつもの感じではないことに
違和感を感じたが、数日で慣れた。
椅子に至っては、なぜかバランスボールがしっくりきていてずっと使っていた。

バランスボールでビョンビョンしながら作業すると、少しだけ心も弾むような気がした。

多分この感覚がデザイナーをノマドにする際のハードルになっている気がする。
いつもと違う景色、いつもと違う机、いつもと違う椅子。
それが毎日違うのなら、毎日100%のパフォーマンスを出せる気がしないなぁ。

個人的な意見だが、ノマドは根無し草のようで少し寂しい気もする。

ホームがあってのノマドなら良いが、完全ノマドはどうなのだろう。
とくにクリエイターであれば自分の仕事場をデザインしたいといく気持ちもあるだろうし。
そこは人任せや借りもので済ませるとこではないような。

働く形は色々あって良いと思うし、自分のような考え方ではない人もいるだろう。

ふと京都の作業場から帰ってきて、いつもの作業場にiMacをおいて
作業をしていると落ち着くことに気づいた。
集めた本や資料、すべてが目が届くところにある。
空間を把握している感じ。

なんだかんだでやっぱり自分の作業場が一番落ち着く。
あらためて、自分の居場所はここだなぁと再認識した次第である。


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