自分のスタイルを貫き通す強さと、捨てられる勇気。
2013.04.11
iPadのタッチインターフェースで何か面白いことできないかな。
そう思っていたら、たまたまリッチマンプアウーマンというドラマの中で、
タッチジェスチャーでログインというものがあった。
iPadやiPhoneだとロック解除は横スライドのみ。
操作性を考えたらそのぐらいが良いのだろう。
ただ、指で円をかいたらロック解除というのも面白いかなと思った。
人それぞれ、指で図形や文字を描いてロックを外す。
パスコードよりは簡易的なロック。
グリュックの社内用iPadは笑顔マークを描くとロックが解除される。
とかね。
サイトのインターフェースでも、
ドラッグしながら時計回りに円を描くとメニューが表示される。
というのも面白いかと思い試しにこのブログに実装してみた。
※iPadとかだとドラッグイベントとtouchイベントに変更すればいけるはず。
ドラッグで遷移するサイトなのであまりしっくりはこないが。
ちなみにもっとわかりやすいようにサンプルを用意。
サンプルはこちら
チェックポイントが今4つだけど、もっと多く作ればもっと円だけに反応するようにできるかな。
あと、円のラインを外れたときはキャンセルさせる処理も必要か。
こういうしかけは、プロモーションサイトとかなら、
例えば、怪傑ゾロのプロモーションサイトで「Z」の文字を描くと
画面が「Z」で斬られて、その後ろから「隠しページ」があらわれるとか。
アプリだったら、魔法陣を描くと、魔法が発動するとか。
ちょっとしたインタラクティブ性が付加できるのかなと思う。
枯れた技術の水平思考じゃないけど、
「技術というのは最先端を使うべきでない」
「散々使いこまれて、枯れてきた技術を、水平思考、つまりまるっきり違う目的に使うことによって、
新しい価値を生み出す」
という考え方のほうが楽しいし、自分には合っている気がする。
この「合っている」という感覚がフリーランスには重要だとも思う。
鬼ごっこに飽きたら、高鬼。
そして、地面に○を描いてそのエリアだけが範囲。
さらに飛び石みたいものを作って、大きなエリア2つをつないだり。
エリアが大きくなったので、鬼を複数に増やそう。
なんて、いまそこにある環境(制約)の中で遊びを創造していくように。
結局、組み合わせて、カスタマイズして、楽しいものを作ることが好きなのかも。
でもまぁそれにも飽きたら新しい技術を求めていくのだけど。
受けている仕事にもそれぞれに自由さと制約が常につきまとう。
・比較的自由だが、ブラウザの対応による制約が多いWebサイト(IE/モバイル対応など)
・ブラウザによる制約はないが、ハードウェア的に制限が多いiPad/iPhone(端末実行速度など)
・ハードやソフト的な制約はないが、時間という制約があるデジタルサイネージ(短時間で簡潔するスピーディさ/パッと目につく動きなど)
デジタルな仕事は、
枠の中でどう見せるか、
枠をどう壊して新しい表現を作るか、
常に試されているし、昨日壊せなかった壁が今日は壊せることもあるほどスピード感に溢れている。
その中で、自分のスタイルを信じ、貫き通す強さ。
同時に瞬時にして、そのスタイルを捨てられる勇気が求めらていると感じる。
※写真はまたまた内容とは関係のない京都亀岡のカフェ「プルーンの木(Cafe The Tree of Prune )」。
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