事務所を「鎌倉」に移転しました。

2015.07.18

事務所を「鎌倉」に移転しました。

2015年6月28日(日)よりグリュックは、新しい働き方の実践や制作環境の向上、
そして業務拡大を見据えて鎌倉に事務所を移転した。

新事務所は、高台にあり、席から後ろを振り向けば、大きな窓から街が一望できる素敵な場所。
外をすこし歩けば海も見え、緑も多く、自然に囲まれたとても静かで制作に没頭するには最適の環境である。
歴史ある古都の空気を感じつつ、新しいものづくりに生きる。そんな生活がはじまっている。
(東京都心までは前事務所と同じぐらいの時間で出れるので、いままで通りお気軽にお声がけください)

相変わらず仕事は充実していて、今年はもう新しい仕事をいれる余裕もあまりなくなってきた。
本当にクライアントに恵まれている。

そして、グリュックを立ち上げてから新しい働き方(生き方)について、常に考えている。
何を第一と考えるか。

デザイナーという仕事は、ことのほか自由度が高い。
そして、さらにそれがフリーランスであればなおさらだ。

過酷に働くことに慣れた私は、
一生懸命働く→お金を得る→仕事で成果が出て裁量が増え、楽しくなる&生活が豊かになる→もっと働く。
という仕事をどんどんすることで豊かになっていくという思考を持っていた。
いまでもついつい、この思考になってしまうが。

グリュックを立ち上げた当初、とにかく仕事がなかった
かたっぱしから飛び込み営業に出向いて、成果がでない毎日。
初めて会った方にいきなり説教をされたり、よく分からない雑用をただで押し付けようとされたり、
色々な経験をした。
分かっていたことだが、自分は取りあえずナメられやすい。

そして、貯金は0になり、少しの仕事で得るお金で食いつなぐどん底。
とりあえず不安を払拭するために二子玉川の河川敷を走る毎日。
お金は減るが、走る距離は増えていった。

正直、恥ずかしながら「フリーランスはじめたばかりだし、最初は売上が低くてもいいんじゃない」的な甘い考えがなかったとはいいきれない。完全な逃げである。今考えるとそこが岐路だった。
自分で自分をあまり信用していなかったのだが、妻だけは信じてくれていた。

妻の信頼のおかげで頑張れたと思う。
本当に心から感謝している。
そのおかげで、とにかく、がむしゃらに仕事をした。

そのうち、「ナメられやすい」が「何でも言いやすい」になり、
さらに、「仕事が頼みやすい」という風にしていく流れ
もなんとなく掴めてきた。

結果は、1期目を終える時点で、自分が想定していた売上をはるかに超えた。
小さな成功に満足してお調子に乗って浮かれていると、妻にたしなめられるのがいつものパターンとなった。

そして、仕事が忙しくなってきた頃、息子が産まれて、働き方が変わった。
独立してからも、だいぶ働き方が変わったが、さらに変わった。

仕事に対する考え方も。
一生懸命働く→お金を得る→仕事で成果が出て裁量が増え、楽しくなる&生活が豊かになる→もっと働く。
から
家族で楽しく生きるために必要なことをする。
に。

「家族との時間を大切にする」「仕事は全力で取り組み、成果を出す」
親として、夫として、両方やるのが新しい働き方の第一歩だと思う。

自分語りをするにはまだ早いが、とりあえず、第一部「東京 ーランニングー」が終わり、
第二部「鎌倉 ー海の見える街ー」が幕をあけた
ので、
「これまでのあらすじ」的に振り返ってみた。

まとめると「すべて妻のおかげ」ということと「まわりの人たちに恵まれた」ということ。

まだまだ4期目。常に変化する毎日。
グリュックらしい仕事ができるようしっかりと考え、行動していこうと思う。

このエントリーをはてなブックマークに追加 シェア ツイート


人気記事





「日常」カテゴリの他の記事




« »

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメント( 2件 )

2015/08/03 2:18 PM  |  takeharu

コメントありがとうございます。 日々色んなことがあり、ちょっとしたことで浮き沈みのあるフリーランスですが、お互い頑張りましょう! 私もここが終わりではなく、もっと先に何かがあると思いながら常に苦しみながらも進んでいければと思っています。 また、モチベーションをあげつづけるのが大切だと思っています。

2015/07/28 7:08 PM  |  booska

フリーランスになるしかなく、逃げ続けて2年目のものです。きちんと向き合うことなく続けてきたことのツケが今廻ってきて、見て見ぬ振りをしていた最近でした。 同じフリーランスの方が順調な様子は、私にとって、とても励みになりました。ありがとうございます。 どんづまりの今を冷静に振り返ることができるような日をむかえられるよう、私も頑張ります。